「大人の青春って、始末に負えない」—第7話で描かれる心の揺れ【続・続・最後から二番目の恋】

千明と和平、再び向き合う過去と現在

信州での小旅行を終え、千明と和平はいつもの鎌倉の古民家へと戻ってきた。
変わらない風景。変わらない人々。そして、変わらないようで、少しずつ変わってしまったふたりの距離――。
長く続く関係は、もはや“恋人”や“夫婦”といった定義では語れない。
それでもどこかで、「この人ともう一度、ちゃんと向き合いたい」という想いが、ふたりの心に静かに灯っていた。

変わる空気、言葉にならない温度

カフェ・ナガクラに戻ると、そこには長倉家の面々や旧友たちが揃っていた。
平和な日常の中に、どこかピリッとした空気が流れる。

成瀬との再会。女子会での律子の問いかけ。
それらの言葉やまなざしが、千明の心の奥に沈んでいた“答えのない感情”を、ゆっくりと浮かび上がらせていく。

和平もまた、成瀬とのやり取りの中で気づき始めていた。
自分が千明に対して感じていたのは、過去の恋ではなく、“今も続いている何か”なのだと――。

言葉にできない感情が、ふたりの間にある「沈黙」に形を変えて、静かに息づいている第7話。
それは、大人だからこそ始末に負えない“青春の残り火”なのかもしれない。

女子会で明かされる本音と葛藤

ひとつ屋根の下に集まった女たちの夜。
千明の自宅で開かれた女子会は、まるで静かな戦場のようだった。
お酒が進むほど、笑い声の隙間に、言葉にできなかった本音がぽろりとこぼれてゆく。

若い頃のように、ただ「好き」だけで突っ走れない。
仕事も、家族も、健康も、それなりに背負ってきた今だからこそ、恋は少しだけ不自由で、少しだけ臆病になる。

でも、心の奥底では、誰もがまだ夢を見ている。
“誰かにちゃんと愛されたい”“まだ誰かを愛してみたい”という、小さな炎を抱えている。

律子の問いかけが千明の心を撃つ

「ねえ千明、あんたは本当はどうしたいの？」
ふとした沈黙のあと、律子が放ったその一言が、場の空気を変えた。
笑いながら流せるはずの問いなのに、なぜか千明は黙ってしまう。

心のどこかで、答えを知っている。
けれど、それを口にしてしまえば、もう戻れない気がする。

「今の関係が心地いい。でも、それじゃ足りない。」
そんな矛盾を、千明はずっと抱えてきた。
そしてそれは、彼女だけでなく、そこにいた全員の中にも潜んでいた感情だった。

女子会はただの井戸端会議なんかじゃない。
大人の女たちが、自分の人生と静かに向き合うための“夜のセラピー”なのかもしれない。

長倉家の面々、それぞれの選択

家族という小さな世界の中にも、それぞれのドラマがある。
同じ屋根の下に暮らしながらも、誰もが心の中では別々の旅路を歩いている――
長倉家の面々もまた、人生の折り返し地点で“何か”を選ばなければならない時を迎えていた。

典子、再びカメラの前へ

グラビア撮影のオファーに戸惑う典子。
かつては“誰かに見られる自分”が誇りだったはずなのに、今はそれがどこか怖い。

年齢や世間体、自信のなさ――そんなものを理由に夢から逃げるのは簡単だ。
でも、「もう一度、自分を信じてみたい」という想いが、心の奥で静かに灯っていた。

鏡の前でふと立ち止まり、昔の自分と目が合う。
そのとき典子は気づいた。
――今だって、遅くなんてないのかもしれないと。

真平と知美、予期せぬ未来に向き合う

病院の検査結果を前に、真平と知美はただ黙って座っていた。
まだ何も決まっていない。けれど、不安はすでに心を締めつけている。

「もしものとき、私はあなたの隣にいられるだろうか」
知美のその視線に、真平はうなずいた。
「いてくれると、思ってる。」――それだけで十分だった。

話し合いは続かない。言葉は足りなくても、気持ちは交わっている。
それが、大人の覚悟というものかもしれない。

不安と共に歩く二人の後ろ姿に、視聴者の胸にもそっと重さが降りた。

長倉家は、いつもにぎやかで、どこか温かい。
でもその奥では、それぞれが「人生という舞台」のセンターに立つか否かを問われていた。
そして今、彼らは――静かに、その舞台に歩み出そうとしている。

視聴者の声：共感と期待が膨らむ夜

第7話の放送を目前に、SNSでは静かな熱が広がっている。
「大人の青春って、始末に負えない」――このサブタイトルに、心をざわつかせた人は少なくない。
年齢を重ねても終わらない“ときめき”や“揺れ”に、今夜、どんな風が吹くのか。
視聴者の期待が、まるで空気のようにふくらんでいる。

「今夜が待ち遠しい」SNSに溢れる予感の声

「サブタイトルだけで泣きそう…今夜の千明と和平が気になって仕方ない」
「中井貴一×小泉今日子の会話劇、また泣かされる予感」
「“青春の残り火”って何？怖いけど楽しみ…」

第6話までの“静かに火を灯すような展開”に魅せられてきた視聴者たち。
今夜はその火が、一気に燃え上がるのではないかという予感に包まれている。
誰もが、心のどこかで“自分の物語”として見ているこのドラマ。

放送前にも関わらず、X（旧Twitter）ではトレンド入りの気配すら漂う盛り上がりを見せている。

“わかりすぎて怖い”――共感を生むタイトルの力

「大人の青春って、始末に負えない」
その言葉に、“なんか分かる…”と息をのんだ人は多い。
ときめく自分に驚き、過去と重なる想いに戸惑い、でもどこか嬉しい。

そう、大人になっても恋は終わらない。
むしろ、大人になったからこそ、より複雑で愛おしくなる。
そんな予感を含んだ第7話。今夜、物語の空気は少しだけ、変わるかもしれない。

「見届けたい」と思わせるドラマには、理由がある。
それは、画面の向こうの誰かの人生が、“私たち自身の一部”だからだ。

２６日（月）21時。
あのふたりが、また向き合う。

まとめ：大人の青春は、今も終わっていない

『続・続・最後から二番目の恋』第7話――
「大人の青春って、始末に負えない」というサブタイトルは、決して冗談ではない。
むしろそれは、歳を重ねた今だからこそ生まれる“本気のときめき”を、真っ直ぐに描いたものだ。

恋に臆病になるのも、誰かを信じることが難しくなるのも、たくさんの経験があるから。
でも同時に、もう一度だけ信じてみたくなる瞬間も、人生には訪れる。

それはきっと、若さでは語れない“静かな青春”。
誰かを愛したい気持ちも、自分を諦めたくない気持ちも、
どれも“今をちゃんと生きようとする”証なのだ。

この物語は、ただのラブコメでもヒューマンドラマでもない。
「まだ恋をしてもいいんだよ」と、大人の背中をそっと押してくれる物語だ。

だからこそ今夜も、視聴者はこのドラマを待ちわびる。
それぞれの人生の「最後から二番目の恋」が、まだどこかに残っていると信じて――。

第話月日(月)よる時
＼⋱#最後から二番目の恋⋰／

“それぞれの新章へ”

カオスな人間関係が発覚
そして佐久間が万理子に…⁉︎

第6話配信中！
#TVer ▶︎https://t.co/YCEa4hbK2N
#FOD ▶︎ https://t.co/amOwiI41gr#小泉今日子 #中井貴一#坂口憲二 #内田有紀 #飯島直子 pic.twitter.com/PBHlIBZjU0

— 『続・続・最後から二番目の恋』フジテレビ月9ドラマ【公式】 (@zokuzokukoi2025) May 19, 2025

▶続・続・最後から二番目の恋は他にも名言や名シーンがあった！
『最後から二番目の恋』名言＆名シーンプレイバック｜大人の恋に響いた言葉たち【心に刺さる名台詞】