初恋DOGs｜ゴールデンドゥードルと柴犬が織りなすラブストーリーの魅力

『初恋DOGs』とは？あらすじと見どころ

2025年7月、TBS火曜ドラマ枠で放送開始となる『初恋DOGs』。
この物語は、「愛を信じない女性弁護士」と「動物しか愛せない男性獣医」が、
それぞれの愛犬の”初恋”をきっかけに出会い、心を通わせていく新感覚ヒューマンラブストーリーです。

主人公・花村愛子（清原果耶）は、過去の家庭環境から「恋愛不信」に陥った敏腕弁護士。
対する白崎快（成田凌）は、動物にだけ心を開く孤高の獣医師。
そんな2人を引き寄せたのは──犬たちの恋でした。

すべては、犬たちの“ひとめぼれ”から始まった

花村愛子は、結婚という制度に冷めた目を向けながらも、
「豆柴のサクラ」を溺愛する日々を送っていました。
一方の白崎快は、過去に迷子で保護した「ゴールデンドゥードルの将軍」と心を通わせる、無類の動物愛好家。

そんな2人が出会ったのは、ある晴れた朝の公園。
サクラと将軍が運命的な”鼻先のキス”を交わすその瞬間から、愛子と快の物語が静かに動き出します。

愛犬たちの行動が、彼らの心の「氷」を少しずつ溶かし、人と人との距離も変えていく。
犬の目線と人の心が交差する、新たな「初恋」のカタチが、ここに描かれます。

キャスト紹介：清原果耶、成田凌、ナ・イヌの魅力

『初恋DOGs』がこれほどまでに注目される理由のひとつは、キャスティングの妙にあります。
繊細な心の揺らぎを演じる力に定評のある清原果耶さん。
静かな中に情熱を秘めた演技が光る成田凌さん。
そして、韓国から初登場を果たすナ・イヌさんという新風。
この3人が織りなす“化学反応”が、ドラマをより深く、美しく彩ります。

清原果耶 ― 愛に臆病な敏腕弁護士、花村愛子

花村愛子は、「離婚訴訟専門」のやり手弁護士。
しかしその強さの裏には、壊れた家族と向き合ってきた少女時代が隠されています。

そんな愛を遠ざけた過去を持つ彼女を演じるのが、清原果耶さん。
10代から多くの作品で主演を務め、繊細な感情表現と澄んだ目線で観る者を魅了し続ける、実力派女優です。

今作でも、犬にだけ心を開く愛子の“強がり”と“優しさ”を絶妙に表現し、
どこか共感せずにはいられないヒロイン像を作り上げています。

成田凌 ― 動物にだけ心を許す獣医、白崎快

動物病院の若き院長・白崎快を演じるのは、変幻自在のカメレオン俳優・成田凌さん。
外見は軽やか、言葉も柔らか――けれど心の奥には、誰にも言えない孤独を抱えています。

将軍という犬を通して、自分の「居場所」を見出そうとする快。
成田さんは、そんな優しさと不器用さの間で揺れる男を、実に自然に演じています。

登場シーンごとに醸し出す“空気の温度”が変わるその演技は、多くの視聴者の心にそっと染み渡るでしょう。

ナ・イヌ ― 謎多き韓国の御曹司、ウ・ソハ

そして今作最大の“異色キャラ”ともいえるのが、ナ・イヌ演じるウ・ソハです。
将軍の元飼い主であり、韓国の巨大ペット事業グループの跡取りでもある彼は、将軍を迎えに日本にやってきます。

見た目は完璧、英語もペラペラ、スマートなふるまいに愛子は警戒心MAX――しかしその裏にある、
犬と心で話せるほどの深い愛情が、やがて物語を大きく動かしていくのです。

ナ・イヌさんは、韓国でも感情演技に定評がある俳優。
日本語セリフに初挑戦ながらも、誠実な目線と抑えた感情の表現で、ウ・ソハという役に魂を宿しています。

登場犬の犬種とプロフィール：サクラと将軍

『初恋DOGs』の本当の主役は、もしかしたら“人間”ではないのかもしれません。
ゴールデンドゥードルの「サクラ」と、柴犬の「将軍」。
異なるルーツと性格を持つ2匹が、物語の鍵を握ります。
この2匹の出会いが、愛に臆病な大人たちの心を動かしていく──それが『初恋DOGs』の真骨頂です。

サクラ（犬種：ゴールデンドゥードル） ― 甘え上手な“ふわもこ”の恋のキューピッド

花村愛子（清原果耶）の愛犬・サクラは、ゴールデンドゥードル。
ゴールデンレトリーバーとプードルを掛け合わせたミックス犬で、人懐っこさと賢さ、そして毛並みの柔らかさが魅力です。

ドラマの中でも、サクラは“ふわもこ”な見た目とは裏腹に、飼い主の心の動きに敏感で、
愛子の孤独にそっと寄り添う優しさを見せてくれます。
そして何より、将軍との出会いのシーンでは、まっすぐな瞳で彼に向かって駆け寄る姿が視聴者の心をつかみました。

このサクラを演じるのは、アニマルプロ所属のレオ君。
撮影現場でも抜群の集中力を見せ、清原果耶さんからも「共演していて本当に癒される存在」と語られるほどの“名演技”を披露しています。

将軍（犬種：柴犬） ― 無口な守護者、静かに愛を伝える瞳

白崎快（成田凌）の愛犬・将軍は、日本犬の代表格・柴犬。
忠誠心が強く、控えめながらも家族に深い愛情を示す犬種です。

将軍は、快にとって家族以上の存在。
過去に迷子になっていたところを保護された彼は、言葉を超えて快と心を通わせていきます。
一見クールだが情に厚い快と、凛とした将軍の距離感は、まさに“絆”そのもの。

将軍を演じるのは、同じくアニマルプロ所属のミーちゃん。
表情で芝居ができる希少な柴犬として、撮影スタッフからも一目置かれている存在です。

将軍が黙って見つめるだけで、快の心の中にある迷いや葛藤が視聴者にも伝わってくる──そんな場面が本作には何度も登場します。

無言の演技で“愛を伝える”柴犬・将軍は、ドラマの静かな心臓とも言える存在なのです。

原作と制作背景：『初恋DOGs』が生まれた理由

『初恋DOGs』は、韓国発の人気ウェブトゥーン『Dog한 로맨스』（作：BOHYEON／画：MUNSSEONI）を原案とする、日韓共同制作ドラマです。
本作の原作は、韓国ではNAVER WEBTOON、日本ではLINEマンガで公開されており、多くの読者の共感を集めました。

ドラマ版の脚本は金子ありさ氏が担当。原作の世界観を尊重しながら、日本の視聴者にも伝わるよう丁寧に脚色されています。
犬たちの純粋な絆を通じて、人と人の心の再生を描くという点で、原作とドラマは深いテーマ性を共有しています。

日韓共同プロジェクトという挑戦

『初恋DOGs』の制作は、TBSと韓国の大手映像制作会社STUDIO DRAGONの共同プロジェクトとして進行。
撮影・演出には日韓両国のクリエイターが携わり、国境を越えた新しいドラマ表現が実現しました。

特に、韓国俳優ナ・イヌの起用はこの国際協業を象徴する存在であり、韓国原作を日本で再解釈する上でのキーパーソンとなっています。

また、犬との自然な演技シーンを実現するため、日本の動物トレーナーと韓国スタッフが連携し、人と動物が共演する温かい世界観が丁寧に作り込まれています。

原作×脚本×映像──3つの融合が生んだ“初恋のかたち”

この作品は、「原作ウェブトゥーンの魅力」「金子ありさ氏による繊細な脚本」「日韓の映像美学」の3要素が高いレベルで融合したドラマです。
特に犬たちの感情を軸に展開するストーリーは、アジア圏だけでなく世界中の視聴者に響くポテンシャルを秘めています。

『初恋DOGs』は、単なる恋愛ドラマではなく、国や言語、そして“人と動物の境界”さえも超えてゆく物語。
その制作背景には、国際的なチャレンジ精神と創造性が込められているのです。

まとめ：『初恋DOGs』の魅力と見どころ

犬たちの“初恋”から始まる、一風変わった大人のラブストーリー。
『初恋DOGs』は、人間だけでは描き切れないやさしさ、誠実さ、そして絆を、愛犬たちの行動を通じて見せてくれる、極上のヒューマンドラマです。

ゴールデンドゥードルのサクラと、柴犬の将軍。
彼らの目線や仕草、表情のひとつひとつが、観る人の感情を揺らし、本当の意味で“愛を知る”きっかけを私たちに与えてくれるのです。

また、清原果耶さん、成田凌さん、ナ・イヌさんら豪華キャストの繊細な演技も物語に深みを添え、日常に埋もれてしまいがちな“心の温度”を思い出させてくれるでしょう。

もしあなたが最近、誰かに優しくされた記憶を思い出せないのなら。
もし、愛に少し臆病になっているのなら――
このドラマを、そっと再生してみてください。
犬たちのまっすぐな瞳が、きっとあなたの心を、静かにほどいてくれるはずです。

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