朝ドラ『ばけばけ』キャスト・あらすじ・放送開始日は？高石あかり×異文化夫婦が描く“怪談誕生秘話”とは

NHK連続テレビ小説『あんぱん』の次に放送される第113作目──
その名も『ばけばけ』。
タイトルだけでも気になる今作は、「怪談文学の源流」を紐解く異文化夫婦のフィクション物語です。

ヒロインを演じるのは、注目の若手女優・高石あかりさん。
そして舞台は明治時代・島根県松江市。
“化ける”時代を懸命に生きたひとりの女性の視点から、怪談誕生の裏側が描かれていきます。

この記事では、キャスト・あらすじ・放送開始日といった基本情報を整理しつつ、
注目ポイントやドラマの世界観についても分かりやすく紹介します。

【#寛一郎 】
2025年度後期
NHK 連続テレビ小説
「ばけばけ」に
主人公・トキのお見合い相手
山根銀二郎 役での出演が決定しました。https://t.co/v08louzcJX#nhk #朝ドラ #連続テレビ小説 #ばけばけ

— ユマニテ公式 (@humanite_inc) March 4, 2025

『ばけばけ』放送開始はいつ？

2025年9月29日（月）スタート！

NHK連続テレビ小説『ばけばけ』は、2025年9月29日（月）から放送予定です。
これは、現在放送中の『あんぱん』（第112作）に続く、第113作目となる作品です。

放送時間帯は例年通り、以下のスケジュールが想定されます：

• 総合：月～土 午前8:00～（再放送は午後0:45～）
• BSプレミアム・BS4K：午前7:30～
• NHKプラス：放送直後から1週間見逃し配信

“秋スタート”は異色？それでも注目度は抜群

通常、朝ドラは「春（前期）」「秋（後期）」に分かれて放送されますが、
『ばけばけ』は秋からスタートの後期作品にあたります。

秋スタートの作品には、『ちむどんどん』『舞いあがれ！』『ブギウギ』など、
キャラの成長・文化との接点が描かれるものが多く、本作の“異文化と怪談”というテーマにもぴったりです。

あらすじ紹介｜“化ける”時代に生きた少女の物語

明治の松江、没落士族の娘が“異文化”に出会う

舞台は明治時代、島根県・松江市。
ヒロインの松野トキ（演：高石あかり）は、かつて上級士族だった家の娘。
しかし父の事業失敗により、極貧生活を強いられることに──。

時代に取り残されたような生活の中、彼女が選んだのは“働く”こと。
やってきたのは、松江に赴任してきた外国人英語教師・ヘブンの家。
言葉も文化も違う中、トキは住み込みの女中として新しい生活を始めます。

共通点は「怪談」──やがて夫婦となり物語を紡ぐ

当初はすれ違いや戸惑いも多かったトキとヘブン。
しかし、共に“怪談好き”という一風変わった共通点から、心が通じ合っていきます。

そしてやがて2人は夫婦となり、明治の名もなき人々の物語を、
“怪談”というかたちで紡ぎ始めるのです。

“ばける”のは、幽霊だけじゃない

タイトル『ばけばけ』には、明治という変化の時代に“化けていく”人々の姿が込められています。
それは、価値観の変化、立場の変化、アイデンティティの変容──
そして何より、名もなき人の“生きた証”を物語に変える行為そのもの。

幽霊や妖怪を描くのではなく、「人が変わっていくこと」＝“ばける”を温かく、静かに見つめる本作。
まさに、これまでの朝ドラとは一線を画す物語世界が、そこに広がっています。

キャスト一覧｜ヒロイン・家族・外国人教師の役柄とは？

ヒロイン：松野トキ（髙石あかり）

明治時代の松江で育った没落士族の娘。
“怪談好き”という一風変わった少女で、家庭の貧困を支えるために外国人教師のもとで働くことを決意。
文化の違いや苦労を乗り越えながら、やがて異文化夫婦として怪談文学の代弁者となっていく。

夫・ヘブン（トミー・バストウ）

ギリシャ生まれのアイルランド人で、松江に赴任した外国人英語教師。
日本文化、特に怪談に深い興味を持ち、孤独な過去と“居場所を探す心”をトキと共有。
やがて彼女と共に物語を紡ぐパートナーとなる。

松野家の人々

• 父・松野司之介：岡部たかし（元士族で事業に失敗、家庭に重圧を与える存在）
• 母・松野フミ：池脇千鶴（静かに家族を支える芯のある母）
• 祖父・松野勘右衛門：小日向文世（旧士族としての誇りと時代のギャップに苦しむ）

周囲のキーパーソンたち

• 山根銀二郎：寛一郎（町医者の息子でトキに密かに想いを寄せる）
• 野津サワ：円井わん（雑貨屋の娘でトキの良き理解者）
• なみ：さとうほなみ（ヘブンと関係のある謎多き女性）
• 謎の語り部：佐野史郎（物語を導く存在として登場か？）

このように、名優から新鋭まで多彩なキャストが揃い、
明治という大きな時代のうねりの中でそれぞれが“化けて”いく姿が描かれます。

スタッフ情報｜脚本・演出など制作陣にも注目

脚本：ふじきみつ彦

『ばけばけ』の脚本を手がけるのは、ふじきみつ彦氏。
NHKドラマ『阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし』で橋田賞を受賞するなど、
“日常のささやかな人間模様”を温かく、ユーモラスに描く名手です。

今作では、「化ける人々」と「怪談文学の誕生」という独特のテーマを、
あえて夢を叫ばないヒロイン像と共に表現。
朝ドラに新しい風を吹き込むと期待されています。

演出：村橋直樹・泉並敬眞・松岡一史 ほか

演出陣は、NHKドラマを知り尽くした実力派が揃います。
映像表現・静かな語り・情感の演出に長けたメンバーが、
怪談という“語りの文化”をどう表現するのか注目です。

音楽：公式未発表（2025年夏頃に発表か）

音楽担当は2025年4月現在、まだ未発表ですが、SNS上では以下の候補が注目を集めています。

• Official髭男dism（島根県出身の大人気バンド）
• Omoinotake（島根県ゆかりの新世代バンド）

過去には『だんだん』で竹内まりやが起用された実績もあり、
今作でも“地元と物語性”をつなぐ音楽が期待されています。

まとめ｜“名もなき人々の声”が怪談になった理由とは？

【#朝ドラ ばけばけ 舞台ウラ】
あす19日の #列島ニュース
2025年度後期朝ドラ #ばけばけ のヒロインを演じる #髙石あかり さん、その夫を演じる #トミー・バストウ さんが物語の舞台・島根県松江市を訪ねました！#高瀬耕造 アナとロケを終えた感想は？↓↓

▼19日(木)あす午後2:05[総合]全国 pic.twitter.com/hQwpDxvPrj

— NHK大阪放送局 (@nhk_osaka_JOBK) December 17, 2024

『ばけばけ』は、単なる怪談ドラマではありません。
名もなき人々の“化ける姿”を描くことで、
時代に取り残された者たちの声を、物語として残そうとする朝ドラです。

異文化に戸惑いながらも、人と人が理解し合う過程。
言葉にならなかった苦しみを、物語に託して残すこと。
そうした静かで尊い営みが、この作品の根底に流れています。

“化ける”とは、変わること。
でも同時に、それは“誰かの想いを背負いながら、生きていくこと”でもあるのです。

SHINZOU

高石あかりさん演じるヒロイン・トキと、外国人教師・ヘブンの歩みが、
どんな怪談になっていくのか──
その静かな奇跡に、どうぞご注目ください。