「あの頃の笑顔、今はどこで?」
『モヤモヤさまぁ〜ず2』での懸命なロケ姿。
あの福田典子さんが、今、どこで、どんな人生を歩んでいるのか…。
退社、離婚、そして“3倍の給与”という転職後のリアルな日々まで。
テレビで見せていた笑顔の奥にある、揺れる本音に静かに触れてみたい。
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福田典子のプロフィール|RKBからテレ東、そしてフリーアナウンサーへ
福田典子(ふくだ のりこ)は、1991年2月12日生まれ、福岡県福岡市出身のフリーアナウンサー・広報担当者です。
彼女のキャリアは、一言でいえば「挑戦の連続」でした。
地方局からキー局、そして異業種への転職――その歩みは、現代の働く女性たちの“希望とリアル”そのものです。
1991年生まれ・福岡育ち|アナウンサーを志した原点
福田典子さんの原点は、学生時代にあります。
福岡で生まれ育ち、立教大学在学中にはBSフジの学生キャスターとして経験を積みました。
「いつか“伝える仕事”がしたい」
その想いは、大学での経験と重なり、次第に「アナウンサー」という明確な目標へと形を変えていきました。
2013年、福岡の民放局であるRKB毎日放送に入社。
ここでは情報番組やスポーツ中継、特に福岡ソフトバンクホークス戦のリポーターとして地元ファンからも親しまれる存在に。
キー局「中途採用」の壁を超えた理由
2016年、福田さんは大きな決断をします。
それが、テレビ東京への中途入社試験への挑戦でした。
当時、キー局アナウンサーの中途採用は極めて稀。
応募者の多くは「記念受験」のつもりで臨む中、福田さんは「縁と運とガッツがすべて揃った結果」と語っています。
「本当に入れるなんて、夢にも思わなかった」
合格後は、『モヤモヤさまぁ〜ず2』『SPORTSウォッチャー』『よじごじDays』など、バラエティから報道まで幅広い番組で活躍。
特にリオ五輪・平昌五輪・東京五輪と3大会連続でオリンピック取材を担当するなど、実績は華々しいものでした。
こうして「地方局出身・中途採用」という異例の道を、彼女は確かな実力と努力で切り拓いていったのです。
『モヤさま』時代|3代目アシスタントとしての軌跡
福田典子さんの名前が全国区で知られるようになったきっかけ。
それが、テレビ東京の人気バラエティ番組『モヤモヤさまぁ〜ず2』(通称「モヤさま」)です。
2016年10月、彼女は3代目アシスタントとして同番組に初登場し、約2年半にわたり出演しました。
モヤモヤさまぁ〜ず2での初登場と視聴者の反応
福田さんの初登場は「沖縄・久米島編」。
当時は突然のアナウンサー交代に、SNS上でも賛否が飛び交いました。
「誰この子?」「前任者が良かった…」
そんな声が寄せられる中でも、福田さんは毎回のロケでひたむきな姿勢と自然体な笑顔を見せ、次第に視聴者の心を掴んでいきます。
初ロケの久米島でのシーンでは、緊張しつつもさまぁ〜ずの二人に食らいついていく姿が印象的でした。
さまぁ〜ずとの名コンビぶりが話題に|VODで見返せる神回リスト
回を追うごとに、福田さんは“いじられキャラ”としての地位を確立していきます。
さまぁ〜ずの絶妙なツッコミに、必死で応える姿は視聴者からも次第に好評に。
特にファンの間で「神回」と語り継がれているのが、以下のエピソードです。
- 【初登場回】沖縄・久米島ロケ
- 【新米時代の名場面】横浜中華街・浅草散歩編
- 【ベテランの風格が出てきた頃】吉祥寺ロケ回
これらの回は、動画配信サービス「Paravi」などで現在も配信されています。
卒業スペシャルで見せた涙と、その後の裏話
2019年5月、福田さんは「沖縄・久米島ロケ」を最後に『モヤさま』を卒業します。
この卒業回は、ファンにとって忘れられない放送回となりました。
ラストシーンでは、念願だった「さまぁ〜ずとの卓球対決」が実現。
試合終了後、感極まって大粒の涙を流す福田さんの姿が多くの視聴者の胸を打ちました。
「言いたいことはいっぱいあるんですけど、うまく言葉にできなくて…」
その裏には、視聴者には見えないプレッシャーや葛藤、ロケ現場での努力の日々がありました。
卒業後、Paraviで配信された『福田典子アナのモヤさま裏話2』では、その当時の思いや舞台裏のエピソードも本人の口から語られています。
『モヤさま』で培った“即興力”や“現場対応力”は、後のキャリアにも大きな影響を与えています。
福田典子さんにとって「モヤさま」は、アナウンサー人生の中でも、かけがえのない“原点のひとつ”だったのかもしれません。
福田典子の現在|メディカルテック企業「SCOグループ」での新しい挑戦
「テレビの世界から、医療ベンチャーへ――」
2024年春、福田典子さんはまた一つ、大きな決断を下しました。
アナウンサーという華やかな世界から、歯科医療分野のメディカルテック企業「SCOグループ」への転職。
その背景には、ライフステージの変化と、働き方への価値観のシフトがありました。
歯科業界ベンチャーで「COC(Chief Oral health Communicator)」に就任
福田さんが就任したのは、SCOグループの「広報ブランディング部 COC」というポジション。
COCとは、Chief Oral health Communicator(チーフ・オーラルヘルス・コミュニケーター)の略称で、企業の情報発信を担う重要な役割です。
SCOグループは、歯科医院向けのキャッシュレス決済や予約システムなど、医療現場をITで支援する成長中の企業。
福田さんはここで「自分の声で、社会に新しい価値を届ける仕事」に取り組んでいます。
転職理由は「子育て」と「キャリアの客観視」|澤田貴司氏の助言とは?
転職のきっかけは、「子どもの誕生と、働き方の見直し」でした。
育児と仕事の両立、そしてこれからの人生をどう生きるか…。
悩んでいた彼女に、大きな転機を与えたのがファミリーマート元社長・澤田貴司氏のひと言でした。
「一度、自分の市場価値を客観的に知ってみたらどうか」
この言葉に背中を押され、福田さんは転職サイトに登録。
そこでSCOグループからのオファーを受け取りました。
テレビ東京で得た発信力、言葉の力、そして現場対応力。
これまで積み上げた経験を、まったく新しい分野で生かす挑戦が始まったのです。
給与はテレ東時代の3倍…それでも「満たされない気持ち」の理由
インタビューでは、「今の給与はテレ東時代の3倍くらいになった」とも語った福田さん。
それでも彼女の胸には、ひとつの葛藤が残り続けています。
「やっぱり…“現場”が恋しいんです」
これまでアナウンサーとして「伝える現場」に立ち続けてきた彼女にとって、
広報というポジションは、また違ったスキルが求められる世界。
とはいえ、その経験が今、次第に「自分だけのキャリアの形」へと育ちつつあるのも事実です。
二刀流で生きる彼女のこれからが、どんな未来を描いていくのか――。
それは、これからの働き方を模索するすべての人にとって、小さな勇気となるはずです。
プライベートの変化|結婚・出産・離婚、そして再出発
キャリアだけでなく、プライベートでも大きな転機を迎えてきた福田典子さん。
その一つひとつの出来事には、「人生の選択」という言葉が似合います。
2021年の結婚と出産|母としての一面
福田さんは2021年に結婚し、その後一児の母</strongとなりました。
子どもを育てる中で、日々の仕事への向き合い方も大きく変わっていったといいます。
「子どもの笑顔を見るたびに、仕事の“意味”が変わっていくのを感じました」
母としての責任感、そして家庭と仕事の両立…。
そのバランスを模索する中で、「もっと柔軟な働き方ができないか」と考えるようになったそうです。
2024年、離婚とキャリア転機を同時に迎えて
そして2024年、福田さんは離婚という大きな決断も公表しました。
このタイミングでの転職と私生活の変化には、心の中でもさまざまな葛藤があったはずです。
メディアの取材に対しても、彼女は率直に「悩んだ日々」「不安」「孤独」を口にしています。
しかしその一方で、「これまで支えてくれた人たちへの感謝」を何度も繰り返す姿が印象的でした。
「一人でも前に進むと決めたからには、笑顔でいようと思っています」
どんなときも“言葉”で誰かを元気づけてきた福田さん。
その強さと優しさが、今も彼女の人生を静かに支えています。
花田優一との真剣交際報道|メディアが騒いだ“私生活”
2024年夏、福田さんと靴職人・花田優一さんとの交際報道が週刊誌で取り上げられました。
両者ともに「真剣交際」との姿勢を崩さず、温かく見守る声も多く寄せられています。
一方で、メディアによる過剰な報道に対し、福田さんは「プライベートは静かに見守ってほしい」とのコメントも発表。
一人の女性として、母として、そして働くプロフェッショナルとして。
その生き方の変化が、今も多くの人の共感を呼んでいます。
福田典子が語る「キラキラよりワクワクを」|働き方に対する価値観の変化
「キラキラした肩書きより、ワクワクできる場所にいたい」
それが、福田典子さんが転職理由として語ったもっとも率直な本音でした。
「大企業の肩書き」から「自分の手で切り拓く未来」へ
長年、テレビ東京アナウンサーとして全国放送の現場でマイクを握ってきた福田さん。
その経験は、社会的には“成功”と見られていたかもしれません。
けれど彼女が選んだのは、「安定」より「挑戦」でした。
大企業での仕事も愛していたけれど、「もっと自分の手で、社会に新しい価値を届けたい」という気持ちが強くなっていったのです。
「肩書きがなくても、自分をちゃんと評価してくれる場所があるんだって、知ることができた」
SCOグループというベンチャー企業で、広報という“新しいステージ”に立った今、福田さんは日々、自ら企画し、文章を書き、SNSで情報を発信しています。
今後目指すキャリア|「もっと面白いことができるかもしれない」
これからの福田典子さんは、「アナウンサー」でも「広報」でもない、もっと自由な肩書きで生きていくかもしれません。
テレビの世界、医療ベンチャー、SNS発信…。
そのすべての経験が、彼女自身の「言葉の強さ」を、さらに深く、豊かにしています。
「いつかまた、“声で誰かを元気にする場所”にも戻りたい。そのときは、もっと大きな自分でいられる気がします」
福田典子さんのキャリアは、今まさに「更新中」。
その生き方は、働き方に悩むすべての人への、小さなエールのように響いてきます。
【VOD情報】福田典子出演のおすすめ番組一覧|過去作をもう一度観たい人へ
「あの時の福田典子さん、もう一度見たい」
そんな声に応えて、ここではVODサービスで配信中の福田典子さん出演コンテンツをまとめました。
今もなお、多くのファンに愛される“あの名場面”が、いつでもスマホやPCで蘇ります。
Paraviで配信中|『モヤモヤさまぁ〜ず2』福田典子出演回
福田さんの代表作といえば、やはり『モヤモヤさまぁ〜ず2』。
2016年10月から2019年5月までアシスタントを務めた彼女の出演回は、現在動画配信サービス「Paravi」で視聴可能です。
おすすめ回ピックアップ:
- 初登場回:「沖縄・久米島編」
- 成長期:「横浜・中華街散歩」
- 卒業回:「沖縄・久米島卒業スペシャル」
- 裏話特番:「福田典子アナのモヤさま裏話2」(Paravi独占配信)
ABEMAでの出演|『ABEMA Prime』など
フリーアナウンサー転身後は、ABEMAのニュース番組『ABEMA Prime』にも不定期出演。
社会問題や時事ニュースに対して、福田さんらしい冷静で温かい視点でコメントしています。
ナレーション出演|BSテレ東『みんなのあおいろ』
また、BSテレ東のドキュメンタリー番組『みんなのあおいろ』では、ナレーターとして参加中。
福田さんの柔らかく深い声が、番組の世界観を静かに彩っています。
その他配信中の出演番組|スポーツ系から情報番組まで
過去には『追跡LIVE!SPORTSウォッチャー』や『よじごじDays』など、テレビ東京のさまざまな番組に出演。
これらも不定期ながら、「ネットもテレ東」などで再配信されることがあります。
「あの時の笑顔」「あのロケの空気感」。
VODだからこそ、何度でも出会えるその瞬間があります。
まとめ|キャリアも人生も“更新中”…福田典子という生き方
「変わることは、怖いことじゃない」
福田典子さんの歩んできた道は、そう語りかけてくれるようです。
地方局アナウンサーからキー局へ、そして医療系ベンチャー企業への転職。
その途中には、『モヤモヤさまぁ〜ず2』での笑顔、オリンピック取材の緊張感、子育てとキャリアの両立、そして離婚という人生の転機もありました。
「キラキラじゃなくてもいい。
自分がワクワクできる場所で、誰かの役に立てるなら」
これから先、福田典子さんがどんなフィールドで、どんな言葉を届けてくれるのか――。
その答えは、まだどこにもありません。
でも、もし次に彼女の声を聞くとき。
それがテレビの前でも、スマホのVOD画面でも、あるいはまったく新しい場所でも。
その瞬間、きっと私たちはまた、あの頃のように彼女の言葉に少しだけ背中を押されるのでしょう。
キャリアも人生も、“更新中”。
福田典子という生き方は、今日も静かに続いていきます。
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この記事のまとめ
- 福田典子さんのRKBからテレ東、そして広報転職までの経歴
- 『モヤモヤさまぁ〜ず2』での苦悩と成長、VODで視聴可能な名場面
- 離婚や育児など私生活の変化と、その中でのキャリア選択
- 医療系ベンチャー「SCOグループ」での広報担当としての新たな挑戦
- 「キラキラよりワクワクを」──彼女が語る新しい働き方への価値観
- テレ東時代の3倍に増えた給与、それでも残る“現場への想い”
- ABEMA、Paravi、BSテレ東などでの最新出演情報まとめ
- 福田典子さんの「今」をVODコンテンツで振り返る楽しみ方
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
福田典子さんのこれまでとこれからに、少しでも興味を持っていただけたなら嬉しいです。
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