【まさかの朝ドラ侵略!?】『あんぱん』にバイキンマン降臨！声優：中尾隆聖さん、粋すぎサプライズ出演

「あんぱん」にバイキンマン降臨！？朝から驚きのサプライズ登場

月曜の朝。
いつものようにNHKの朝ドラ『あんぱん』を見ていた視聴者たちに、“事件”が起こった。
そう――それは、「聞き覚えしかない声」が、突然、画面から流れてきたのだ。

「この声…まさか!?」視聴者、朝から脳内に「はひふへほ～！」が響く

第36話、主人公のぶ（今田美桜）が赴任した母校で、冒頭に登場したのは…校長先生。
その落ち着いた見た目とは裏腹に、視聴者の耳は即座に反応する。

「ちょ、ちょっと待って！？校長って、ばいきんまん！？」

SNSはすぐに大喜利状態に突入。
「アンパンマンじゃなくて朝ドラに侵略してきたぞ」
「これはNHK vs やなせワールドのクロスオーバー」

もちろん演じていたのは、“ばいきんまん”の声優でおなじみ、中尾隆聖さん。
事前告知一切ナシのサプライズ出演に、X（旧Twitter）では一時「バイキンマン」がトレンド入り。

台詞は至って真面目。それなのに、耳だけが条件反射で「バイキンマン脳」に切り替わる不思議現象。
まさにこれは、“声だけで全国民の正気を乱す男”の真骨頂だった。

校長先生なのにフリーザ感!? 声だけで“ばれる”声優の底力

制服姿の児童たち、昭和レトロな教室、真面目な雰囲気の校長室。
――それなのに、なぜか脳内で「地球を消しますね」って言いそうな声が響いてくる。

そう、中尾隆聖さんといえば“ばいきんまん”だけじゃない。『ドラゴンボールZ』のフリーザ様でもおなじみの大ベテラン声優。
一言、喋っただけで「なんか悪の帝王感」がにじみ出てしまうのは、もう職業病…いや、プロの業（わざ）。

「善人を演じても、どこか悪そう」…そのギャップに愛しかない

今回の役どころ・古山校長は、ヒロイン・のぶの成長を穏やかに見守る良識ある人物。
セリフも丁寧で、むしろ昭和の理想の教育者そのもの。

しかし…その落ち着いた語り口の中に、どうしても漂ってしまう“フリーザ臭”。
「君もそろそろ結婚して元気な男子を成したいやろうにのう」
→え、今にも地球ごと吹き飛ばされそうなんですが！？

SNSには「校長がフリーザ過ぎて集中できん」「説得力がありすぎて怖い」など、
ツッコミと愛に満ちた声が続出。
真面目な台詞が“悪役の演説”に聴こえてしまう――これぞ声優・中尾隆聖の圧倒的パワー。

差し入れはまさかの“あんぱん”!? バイキンマンの粋な愛情炸裂

バイキンマンが現場に現れた日――彼が手にしていたのは、なんと“あんぱん”の山だった。
もう一度言いますね？
ばいきんまんが、あんぱんを差し入れました。

……敵が主役の食糧を持ってくる世界、ここに爆誕。

敵なのに味方すぎる！そのセンスと愛に現場が沸いた

実はこの差し入れ、中尾隆聖さんの完全な“粋な計らい”。
演じる校長は至って真面目な役柄なのに、オフでは完全に“中身バイキンマン”。
「これ、持ってきました♪」と満面の笑みで差し出されたのが、ふかふかのあんぱん。

これにはスタッフもキャストも大喜び。
「これは攻撃じゃなくて、愛情爆弾」
「いやむしろ、これは平和条約…！」

SNSでは「差し入れまで完璧」「この世界観、最高かよ」と絶賛の嵐。
ばいきんまん、朝ドラの現場でも完全勝利していた。

「アンパンマン声優、揃ってきたな…」ファン歓喜の声が止まらない

気づけば『あんぱん』の現場は、もう“ほぼアンパンマン”だった。
しょくぱんまん（島本須美）、めいけんチーズ（山寺宏一）に続いて、ついにばいきんまん（中尾隆聖）も参戦。
もはや次の登場は「カレーパンマンか、ジャムおじさんか」状態に突入している。

朝ドラ×アンパンマン声優＝令和の奇跡コラボ

「まさかこんな形でアンパンマンファミリーが集結するなんて…」
視聴者の多くはそんな想いで胸をいっぱいにしていた。

しかも作品のテーマは“アンパンマンの生みの親”やなせたかし夫妻の半生。
声優陣の登場が単なる“話題性”じゃなく、作品の愛に根差したリスペクトだとわかるから、なおさら響く。

SNSではこんな声も飛び交った：
「キャラは出てないけど、声でアンパンマンユニバース構築されてる」
「これは実質“朝ドラパンマン”」

かつて子どもだった私たちが、大人になって朝の連ドラでまた“アンパンマンの声”に励まされている。
それって、とんでもなく素敵なことじゃないだろうか。

公式の本気がすごい…“ばいきんまん推し”プロデューサーの愛が爆発

「ばいきんまんを出したい！」
それは、企画段階からずっと心に秘めていた夢だった――
と語ったのは、本作『あんぱん』の制作統括・倉崎憲チーフ・プロデューサー。

なんとこの方、“自席にばいきんまんのぬいぐるみを置いている”ほどのガチ勢だった。

まだ台本がない段階で「絶対出てください」と直談判

制作陣が中尾隆聖さんと偶然局内で出会ったのは、まだ脚本も完成していない頃。
そこで倉崎Pは即座にこう伝えた。
「校長役でぜひ出演を…いや、絶対お願いしたいんです！」

その思いはついに実を結び、放送スタートから約1ヶ月半――
第36話という絶妙なタイミングで、中尾さんが“ばいきんまんなのに校長”として登場する運びとなった。

視聴者からも「制作側が一番楽しんでるの最高！」「この愛に泣いた」という声が多数。
NHKが本気で“アンパンマンの精神”をドラマに込めてきてるの、すごすぎる。

朝ドラ「あんぱん」第36話は、中尾隆聖とあんぱんへの愛でできていた

ばいきんまんの声で始まり、あんぱんの差し入れで締めくくられた36話。
昭和の時代背景の中に、どこか現代の視聴者にも通じる“優しさ”と“遊び心”が同居していた。

シリアスな台詞も、中尾隆聖さんの“声”が乗ることで、どこか人間味とユーモアがにじみ出る。
それはきっと、ばいきんまんというキャラクターを長年背負い続けた人だけが持つ“深さ”なのだ。

ばいきんまんで育った私たちに向けた、朝ドラからのプレゼント

中尾さんが登場したのは、わずか1分半。
それでも、あの声が響いた瞬間に、私たちは子どもの頃の記憶に一瞬で引き戻された。

そして今、その声は朝ドラという“大人の物語”の中で、
「変わらない優しさ」と「新しい意味」を持って響いてきた。

『あんぱん』はただの“アンパンマン由来”ドラマではない。
人生のいろんな瞬間にそっと寄り添ってくれる、そんな作品だ。

第36話。
そこには“あんぱん”と“ばいきんまん”――そして、たっぷりの愛が詰まっていた。

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