長嶋茂雄さん逝去「ミスタープロ野球 永遠に」…日テレ緊急特番で偉業と情熱を振り返る

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突然の訃報に、日本中が静かにざわめきました。
2025年6月3日、“ミスタープロ野球”こと長嶋茂雄さんが89歳でこの世を去りました。

その名前を聞くだけで、なぜか胸が熱くなる。
打席での華やかなフォーム、引退試合のあの涙、そして「わが巨人軍は永久に不滅です」の名言──。

巨人軍の象徴として、プロ野球そのものの顔として、時代を超えて人々の記憶に刻まれた長嶋さん。
今夜、日本テレビでは緊急追悼特番『ありがとう長嶋茂雄さん ミスタープロ野球 永遠に…』が生放送されます。



その生涯を、記憶の中の“ミスター”とともに振り返る時間。
なぜ彼はこんなにも愛されたのか──。
本記事では、番組の見どころとともに、長嶋茂雄さんの「偉業」と「情熱」を丁寧にたどります。

日本テレビが緊急編成、長嶋茂雄さん追悼特番を今夜放送

2025年6月3日午前──巨人軍終身名誉監督・長嶋茂雄さんが肺炎のため、東京都内の病院でその生涯を閉じました。享年89。

まもなく、その訃報が速報として全国に広まり、「ミスター逝く」という言葉が、SNSのタイムラインを静かに埋めていきました。

日本テレビはその日のうちに編成を変更し、緊急追悼特番『ありがとう長嶋茂雄さん ミスタープロ野球 永遠に…』を同日午後7時より生放送することを決定。かつて“ミスター”が愛情を注いだ球界と、視聴者との間にある「記憶の絆」を、映像と言葉で再び結び直す2時間となります。

放送概要|いつ・どこで・誰が出演するのか

本特番は2025年6月3日(火)19時〜21時日テレ系列にて生放送。MCは同局のアナウンサー、平川健太郎氏と徳島えりか氏が務めます。ゲストには、巨人ファンとして知られる徳光和夫さんをはじめ、長嶋茂雄さんと縁のある著名人が多数出演予定。

放送内容は、現役生活17年間の輝かしい成績と、監督時代15年の軌跡を、日テレの秘蔵映像とともに紐解く構成となっており、往年の名場面からプライベートでの“おちゃめな素顔”までが丁寧に描かれます。

番組内容|栄光の17年、監督としての15年、秘蔵映像で振り返る

1958年、東京六大学野球で記録を塗り替えた立教大学のスターは、同年春、読売巨人軍に入団しました。
開幕戦──相手は国鉄スワローズ、投手は大エース・金田正一。結果は4打席連続三振。それでも長嶋茂雄という名前は、その日を境に全国へと広まっていきました。

その年、打率3割5厘、29本塁打、92打点──新人王獲得。以降、首位打者6回、本塁打王2回、打点王5回、ベストナイン17回という伝説を築き上げ、1974年に現役を引退。その引退セレモニーで残したのが、あの言葉でした。

わが巨人軍は永久に不滅です。

番組ではこの名言とともに幕を下ろした現役17年のハイライト、そしてその後の監督時代(1975〜1980年、1993〜2001年)を、日テレに眠る秘蔵フィルムとともに振り返ります。

1994年、運命の「10.8決戦」。中日との最終戦を制し、優勝をもぎ取った指揮官としての顔
2000年、「ON対決」──長嶋監督×王監督による日本シリーズを制し、日本一に輝いたその姿。
それはただの勝敗記録ではなく、「情熱」と「勝負強さ」が共鳴する瞬間でした。

そして忘れてはならないのが、バラエティで見せたおちゃめな素顔
1991年、世界陸上でカール・ルイスに向かって「ヘイ、カール!」と手を伸ばしたその姿に、視聴者は頬を緩め、そして拍手を送りました。

「何がすごい」のか──“記憶”に残る存在だった理由

数字では測れない「華」──天覧試合、名言、ONコンビ

野球の世界では、しばしば「記録」が人を語ります。
しかし、長嶋茂雄という人間のすごさは、それだけでは語り尽くせないものでした。

たとえば──1959年6月25日、後楽園球場。
昭和天皇と香淳皇后がプロ野球を初観戦された「天覧試合」。その試合で、阪神・村山実投手からサヨナラホームランを放った長嶋選手は、翌日から「国民のヒーロー」になりました。

勝負どころで、魅せる。
それは、彼が生まれ持った才能でもあり、プロとしての覚悟でもあったのでしょう。

そして1974年、引退の日。
ライトスタンドに向かって深く一礼し、マイクの前で言ったのは、あまりにも有名な一言でした。

わが巨人軍は永久に不滅です。

このたった13文字が、何百万人という心を震わせました。
“記録”は野球の歴史に残り、“言葉”は人の記憶に残る──その両方を体現した稀有な存在。それが長嶋茂雄という人です。

もうひとつ、忘れがたいのが“ONコンビ”──王貞治と長嶋茂雄。
巨人V9時代を支えた、1番と3番の“理想の二人”は、時代の希望でした。

二人がバットを振るたび、日本の家庭にはカラーテレビが増え、人々は生活の不安よりも、明日の試合結果に夢中になった。
その光景が、今のスポーツ文化の礎となっています。

視聴者の中の“ミスター”|ファンの記憶に刻まれた瞬間

テレビの前で、思わず手に汗を握ったあの日。
ラジオから聞こえてくる実況に、耳を澄ませたあの夜。
誰もが“あの背番号3”に、いつしか「自分だけの記憶」を持っていました。

ある人は、少年時代に着たジャイアンツのユニフォームに「3」の背番号を縫いつけました。
ある人は、父と観に行った後楽園球場で、ひときわ大きな歓声の中心にいた彼の姿を覚えています。

ビートたけしさんは訃報に対し、「同じ時代を生きた神のような存在」と語りました。
王貞治さんは、「一緒に野球ができたことに感謝」と、盟友の背中に静かに手を添えました。

今夜の特番では、そんな“視聴者一人ひとりの記憶”を呼び起こす映像が流れます。
それは単なるドキュメントではなく──「あなた自身の心の中にあるミスター」に出会う時間なのかもしれません。

目を閉じて、思い出してみてください。
声、構え、走り出し、笑顔。
あの人は、いつも“画面の中”で、あなたのとなりにいました。

「記録に残る偉人」ではなく、「記憶に残る隣人」
長嶋茂雄さんとは、そういう人だったのです。

徳光和夫・王貞治・大谷翔平ら、世代を超えた追悼の声

その人が去ったとき、本当の意味で「偉大さ」が分かる。
そして、“言葉”が静かに人の心に届いていく──長嶋茂雄さんの訃報に寄せられた声の数々は、まさにその証でした。

王貞治「一緒に野球ができたことに感謝しています」

かつて“ONコンビ”として巨人を黄金時代へ導いた盟友、王貞治氏
そのコメントは、静かな衝撃と深い愛情に包まれていました。

「日本球史に燦然と輝く長嶋さんが旅立たれてしまったことを本当に残念に思います。
一緒に野球ができたことを、本当に感謝しています。」

言葉は短くても、その重さと時間は計り知れません。
“最高のライバルであり、親友であり、同志”。
長嶋さんがいたから、王さんがいた。その相関は、日本野球の中心線そのものでした。

大谷翔平「心よりご冥福をお祈りいたします」

世代を超えて、“憧れ”は受け継がれていました。
MLBドジャース大谷翔平選手は、長嶋さんとの思い出の写真とともに、こう綴っています。

「心よりご冥福をお祈りいたします」

その投稿には、2025年3月、東京ドームでのプレシーズンゲームで交わされたあたたかな握手の写真が添えられていました。
「野球を愛し、愛された人」──そんな言葉が自然に浮かぶ1枚でした。

徳光和夫「涙が止まらない」

そして今夜の特番に出演する、生粋の“G党”徳光和夫氏もまた、深い喪失感を語っています。

彼にとって長嶋茂雄は、「ただのヒーロー」ではありませんでした。
“あの時代の記憶そのもの”──テレビと野球と人生が重なっていた、日本の昭和の肖像画のような存在でした。

引退日、名言、そして“今も続く背中”──未来へのメッセージ

1974年10月14日──東京・後楽園球場。
長嶋茂雄、引退。
それは、ひとりのスター選手の幕引きではなく、時代のひと区切りでもありました。

その夜、詰めかけた観客は5万人以上。
スタンドには「やめないで!」の声と涙が溢れていました。
そして、最後のマイクに向かって、彼はこう言いました。

「わが巨人軍は永久に不滅です」

この13文字は、日本のプロ野球を、文化として昇華させた瞬間でした。
勝敗を超えたところにある「精神の継承」。
それを、背番号3は静かに差し出していたのです。

この言葉の余韻は、今も生き続けています。
たとえば、監督時代の長嶋さんの背中を見て育った選手たち──
原辰徳さん、阿部慎之助監督、中畑清さん、江川卓さん、高橋由伸さん…。
彼らはみな、それぞれの場で“ミスターの教え”を自分の言葉で語ります。

それは「勝つこと」だけではありませんでした。
ファンを楽しませること、夢を見せること──
プロである以上、“華”を持ち、姿勢で魅せよ
そう語るように、ミスターは常に立ち姿で、野球の未来を示していました。

晩年、脳梗塞に倒れた後も、懸命にリハビリを続け、東京ドームで若手選手に声をかける姿がありました。
言葉が出なくとも、その存在自体がメッセージだったのです。

【まとめ】ミスタープロ野球は、永遠に記憶の中に

人は、なぜ「偉大な存在」を失ったとき、こんなにも静かになるのでしょうか。
それは、誰かが生きた証が、自分の中にも確かに残っていると知る瞬間だからかもしれません。

長嶋茂雄さんは、記録の中に生きた人ではありません。
“記憶の中で、今も生きている人”です。

引退の夜、満員の球場に響いた13文字──
わが巨人軍は永久に不滅です」。
あれは、野球への愛であると同時に、未来への遺言でもありました。

この夜、放送される特番『ありがとう長嶋茂雄さん ミスタープロ野球 永遠に…』。
そこには、かつて私たちがテレビ越しに出会った「ミスター」が、確かにいます。

そして思い出すのです。
あのバットの構え。走る姿。笑顔。そして、背中──。

記録は歴史に残る。
記憶は、心に残る。
そして、“長嶋茂雄”という名前は、
きっとその両方に刻まれ続ける。

この記事のまとめ

  • 長嶋茂雄さんが89歳で逝去、日テレが緊急追悼特番を放送
  • 番組では現役17年・監督15年の軌跡を秘蔵映像とともに紹介
  • 「わが巨人軍は永久に不滅です」の名言が再び注目される
  • 天覧試合のサヨナラ弾など“記憶に残る名場面”を特集
  • 徳光和夫・王貞治・大谷翔平ら各界から追悼コメントが寄せられた
  • 世代を超えて語り継がれる“ミスタープロ野球”の偉業
  • 番組は6月3日19時〜、CSでは引退試合も放送
  • 記録よりも記憶に残る人物として今なお多くの人に影響を与える

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたの記憶の中にも、きっと“ミスター”がいたのではないでしょうか。

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